令和4年9月13日に南相馬市議事堂で行われた定例会において、複数の委員が市の未来に関する多くの質問を提起しました。
議事の中でも特に目を引いたのは「100年のまちづくり」についてと、企業誘致に関する考えです。大場裕朗議員は、企業誘致の必要性や外国人就労者への支援に加え、相馬野馬追の経済効果について意見を述べました。市長の門馬和夫氏は、企業訪問や立地セミナー参加等を通じた積極的な企業誘致施策について説明しました。
さらに、竹野光雄議員からは、県道広野小高線の整備計画や資源ごみ集積所の設置状況について詳しい質問がなされ、行政と市民間の情報共有不足を指摘し、改善策の必要性に触れました。
新型コロナウイルス感染症への対策についても重要な議題として扱われました。渡部寛一議員は、ワクチン接種の進捗と市民の健康状態に加え、接種率向上のための対策を尋ねました。市のワクチン接種率は全国的に見ても高く評価されるものの、さらなる向上を目指す必要性があると強調されました。
最後に、今村裕議員からは、姉妹都市や友好都市との交流の現状や、地域の若者と高齢者を含む相互交流の重要性について意見が述べられました。これに対し市は、引き続き交流事業を進め、地域間の姿勢を強化する意向を示しました。
このように、議論は南相馬市の未来、地域振興、公共交通、農業政策など、多岐にわたり、市民の生活向上に向けた熱意が伝わってくる会議となりました。