令和元年12月18日、南相馬市議会の第5回定例会が開催され、重要案件が審議されました。今回の議会では、南相馬市職員の給与や特別職職員の給与改定、一般会計補正予算など多岐にわたる議案が提出され、多数可決されました。
特に注目されたのは、議案第160号の「南相馬市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」です。市長の門馬和夫氏は、「令和元年福島県人事委員会勧告に準じて給与改定を行うために必要な改正を行う」と説明しました。給与改定に伴い、関連する他の議案も同時に可決されました。
また、議案第164号の令和元年度南相馬市一般会計補正予算についても約1,956万5,000円の増額が報告され、こちらも承認されました。これは、特別職と一般職の給与改定に伴う補正が主な内容です。
さらに、東日本大震災に関連する支援の強化を求める意見書が可決され、各種支援の継続と拡大が議員より強調されました。特に、被災者に対する医療費や介護保険の負担軽減に関しては、市民への重要なサポートとして必要であると強調され、関係機関に要求する方針が示されました。
最後に、台風第19号の影響を受けた地域への復旧のための調査特別委員会の設置も求められ、委員長に志賀稔宗議員、副委員長に田中京子議員が選任しました。今後の復旧作業の進捗についても議会からの注視が必要とされます。
このように、南相馬市議会では今後の持続可能な市政運営のための施策が次々と可決され、市民生活の向上に向けて着実な進展が期待されています。