令和4年6月16日、南相馬市議会で定例会が開催された。議題には公職選挙法に関連する条例や国民健康保険税の改正が含まれており、重要な質疑が交わされた。
市民生活部長、佐々木 忠氏は国民健康保険税の改正に絡む質疑に応じ、現行の足元の財源計画について詳細に説明した。前年度からの変更点を踏まえ、所得割額の算定方法について問われた佐々木氏は、過去の実績を基に算定していると強調した。
渡部 一夫議員は新型コロナの影響を受けた減免措置について具体的に質問。佐々木氏は、令和4年度の事業費納付金が確定したため、今後の対応は補正予算で行うと述べ、透明性の高い運営を目指すと説明した。これを受け、議員の間で具体的な支援策やその実効性についての意見が交わされた。
また、ゼロカーボン推進計画についての質疑も行われた。市民の参加が不可欠であるとの認識のもと、各部長から次期計画案に対する具体的な見解が示された。北川 誠経済部長は、基本理念の策定を進めているとし、今後も地域や市民との連携強化を図る意義を強調している。
この他、南相馬市介護保険条例の改正や、各種工事請負契約の締結に関する質疑も行われ、行政全体の健全な運営に向けた議論が展開された。議事の最後には、全議案が常任委員会に付託されることが決定され、議会は円滑に閉会した。次回の会議は6月23日に予定されている。