令和元年6月13日、南相馬市議会の第3回定例会が開会し、様々な議題について議論が行われた。
市議会ではまず、会議録署名議員の指名が行われ、次に、今期定例会の会期が16日間と決定した。
続いて、議員が出席し、各種報告がなされた。特に監査委員からの地方自治法に基づく報告では、出納検査結果が報告され、市政の透明性が強調された。
さらに、全国市議会議長会での特別表彰の件も報告された。表彰を受けたのは、20年以上在職の平田武議員と小川尚一議員、正副議長である細田廣議員の3名である。この表彰の伝達では、議長が彼らの功績を讃えた。
次に、門馬和夫市長が複数の議案を提出した。中に含まれるのは、特別職の職員の報酬に関する条例の改正や、南相馬市国民健康保険の税条例改正など重要な内容が含まれている。また、復興事業の進捗状況についても報告され、特にロボット関連企業との連携協定締結については地域振興につながる期待が寄せられている。
また、市長は、今後の課題として、経済の再生や市民の生活支援について言及した。中でも、事業者向けのプレミアム商品券は、地域経済の活性化に寄与することが期待されている。さらに、東京オリンピックの聖火リレーが市内を通過することが決まり、これが市民の意欲向上に繋がると期待される。
また、各常任委員会による先進地視察の報告も行われ、特に建設経済常任委員会からは、農業・食品産業に関連する視察結果が披露され、南相馬市の農業振興に向けた具体的な取り組みの重要性が強調された。
次回の会議は6月18日午前10時に予定されている。議員たちは、議会運営に向けた調査活動を進め、今後の課題解決に向けた議論を深めることが期待される。