令和4年第2回南相馬市議会定例会が令和4年3月2日に開催された。議題として、様々な議案が提出され、多くが可決された。特に印象的なのは、令和3年度南相馬市一般会計補正予算の議案であった。
市長の門馬和夫氏は、今回の補正予算について強調し、重要性を訴えた。具体的には、南相馬市の復興と成長のために主要な施策を実施する意義を伝えるとともに、市民への影響を最小限に抑えるための対応を行う必要性を指摘した。
また、令和3年度南相馬市国民健康保険特別会計補正予算についても説明があり、医療及び福祉の充実が欠かせないと述べた。特に、新型コロナウイルスの影響を受けた市民の健康を守るためのサポートを強化する方針が示された。
さらに、入院診療単価など、医療関係の予算案についても盛り込まれ、明確な根拠をもって補正が進められることが示された。入院診療単価は、令和3年度当初予算編成時に整形外科の常勤医師の配置見通しが一時的に立たなかったことから、見直しが図られている。
多くの議案が短期間で可決されたが、各議員からの質問や意見も賑やかに行われた。特に小川尚一議員からの質問は多岐にわたる内容で、補正予算の具体的な中身について綿密な議論が交わされた。学校への感染対策や、農業振興に関連する支援策など、課題は多数存在するが、関係者はその解決に向けて尽力している様子が見られた。
今回の会議では、今後の南相馬市の持続可能な発展に向けた着実な一歩が確認され、議員たちの意見を元に更なる改善が求められることとなった。議長の中川庄一氏は、今後の南相馬市において市民と行政の協力が重要であると改めて訴えた。次回の会議は3月7日に予定されている。