令和元年9月4日、南相馬市議会の第4回定例会が開催された。
出席議員22名が揃い、議長の今村裕氏が開会を宣言した。この日は議事日程第1号に基づいた討議が行われる。
まず、日程第1で会議録署名議員として、細田廣氏、渡部一夫氏、鈴木貞正氏が指名された。次に、日程第2の会期の決定では、今期定例会の会期を本日から9月19日までの16日間とすることが全会一致で決められた。
諸報告の場では、監査委員から出納検査の結果が報告され、また、閉会中の議長活動についても説明された。特に、福島県市議会議長会や国への要望活動などが言及された。
日程第4では、陳情第1号「地方自治法違反による市政執行により受けつつある市民の権利損失の可及的速やかな回復を求める」を巡って、検討結果が報告された。総務生活常任委員会委員長の竹野光雄氏によると、不採択であるとの結論が出された。
最後の日程第5では、41件の議案と報告4件がローンチされ、門馬和夫市長が直接提案理由を述べた。市長は、特に復興に向けた課題や新たな施策について言及し、配布された資料に基づいて詳細を説明した。主要な提案内容には、南相馬市税条例の改正、災害弔慰金支給条例の見直し、そして多様な福祉施策が含まれていた。特に、平成30年度予算の決算認定や、令和元年度の補正予算についても言及があり、合計594億8,126万3千円が見込まれることが伝えられた。
議員側からは、各議案に対する質疑が行われ、補正予算が多くの事業に寄与することが期待されるとの意見が出た。
次回の会議は9月9日午前10時から行われることが確認され、議会は散会した。今後の議論で市民のためのより良い施策が盛り込まれることが望まれる。