令和4年3月24日、南相馬市の定例会が南相馬市議事堂で開催された。主要な議題は、教育委員会及び農業委員会の委員任命、ならびに副市長選任に関するものであった。
まず、議案第36号では教育委員会の委員任命が承認され、門馬和夫市長は高野惠以子氏を再任されるよう提案した。続いて、人権擁護委員の推薦に関する議案第37号も審議され、酒井潔氏が推薦された。農業委員会に関しては一連の議案(38号から56号)が提案され、市の農業委員の新任及び再任が行われ、議員たちの同意を得た。
次に、副市長の選任に関する議案第57号が議論され、新田正英氏の任命が支持された。そして最後に、議案第58号で監査委員の選任も承認された。
議案に対する質疑及び討論は各議案ごとに行われ、特に農業関連の委員任命においては、各委員が農業振興に寄与することが期待されている。また、建設経済常任委員会からは福島県の最低賃金引き上げを求める意見書が提出され、その必要性が強調された。新型コロナウイルス及び自然災害による影響が長引く中、市は市民への支援策を引き続き検討し、今後の復興計画に対する具体的施策を模索している。
市長は、議会に対し提案した各議案の承認に感謝し、今後の取り組みに対する支持を求めた。特に震災などの自然災害からの復興事業のさらなる推進と、市会との連携を強化し、前向きな施策を実施する重要性が強調された。議会は閉会を迎え、市長からの挨拶で〆られた。