令和元年6月28日に開催された南相馬市議会定例会(第3回)は、多様な議題を取り扱う充実した会議となった。
この会議では、議案の審議と報告が中心テーマとなり、特に人権擁護委員の推薦や固定資産評価員の選任について重要なやり取りが行われました。市長の門馬和夫氏は、固定資産評価員に佐藤幸雄総務部長を選任することに関して明言し、議会の同意を求めました。この提案が承認されたことにより、資産評価の公正さが一層強化される見込みです。
また、議案第87号から第89号には、人権擁護委員の委員推薦が含まれており、三名の推薦案が示されました。特に、西山健司氏の新任について議論が交わされ、これに関しても議会は同意しました。議長の今村裕氏も、この推薦を通じて人権意識の向上を促していきたいと強調しています。
議案第90号では、工事請負変更契約に関しても審議が行われ、必要な変更が生じたことを背景に議会の承認が求められました。この事項についても、迅速な対応が必要とされ、出席議員の大多数が賛成意見を表明しました。
議長や各委員からは、今後も市民の声を大切にし、市政運営に活かしていくことの重要性が指摘されました。また、地方行事である相馬野馬追の開催が近づく中で、地域の伝統を守り、発展させていく意義が強調され、多くの市民の参加が期待されています。