令和元年第3回東温市議会定例会が開催された。
加藤 章市長は開会挨拶で、先日発生した台風10号に対する事前の避難準備が功を奏し、市内での大きな被害は見られなかったと報告した。一方で、河川の護岸崩壊など一部の被害はあり、関係機関との連携が重要であると強調した。
議会では、いくつかの報告と議案が上程された。まず、報告第18号として、加藤厚志総務部長が専決処分に関する報告を行った。これは、河川関連の事故に関する和解と損害賠償金についてで、28万1,000円の支出が市の保険から支払われたとされる。
次に、報告第19号として、教育委員会の点検・評価報告が行われ、渡部祐二教育委員会事務局長が、教育基本方針に基づく事業評価を説明した。評価では、施策ごとに得点を付け、全体的に良好な結果が得られたとのことだ。
議案第35号の一般会計補正予算(第2号)に関する説明では、門田千志財政課長が提案した。補正内容は約2億898万円、主に幼児教育の無償化関連経費や放課後児童クラブの運営費用に充てられる見込み。議案第36号から議案第47号にかけて、各特別会計の補正予算や条例改正に関する提案が続き、各部長が詳細な説明を行った。
なお、議案第44号においては市立幼稚園の使用料条例が廃止され、保育料が無償化されることが正式に決定。それに伴い、これまで徴収されていた入園料の廃止も提案された。