令和2年12月2日、伊予市第7回(12月)定例会が開かれました。市議会は議案を中心にさまざまな問題を審議し、質疑が行われる内容となりました。
まず、議案第101号から117号までの合計17件が一括議題となり、質疑が始まりました。議場では「所管の議案及び予算につきましては、各委員会において十分な審議をお願いをいたします」という議長の言葉が伝えられました。
中でも、日野猛仁議員の質疑は注目を集めました。特に敬老会について、「コロナ禍で地域によっては実施が難しいが、できる地域でのやり方があるのではないか」と提案しました。これに対し、長寿介護課長の室潤子氏は、感染対策を考慮した上で、現状では敬老会の開催を見送ったと説明しました。しかし、地域独自の取り組みには前向きな検討を進めたい意向が示されました。
次に、川口和代議員による介護給付費の質疑も重要な内容でした。彼女は、「介護給付費が急増しているが、その理由を詳しく説明してほしい」と求めました。この質問に対し、福祉課長の米湊明弘氏は、利用者の増加や新たなサービス開始による影響を説明しました。従って、介護や障がい者支援が重要なテーマであることが確認されました。
一方、陳情第4号及び第5号についても話し合われ、これらは常任委員会に付託されることとなりました。議長は、「委員会の審査の経過並びに結果は、その報告を待って審議することにいたします」と述べ、今後の審議をおこなうことを強調しました。
この日の会は、慎重な審議を通じて市の重要議案が次々に説明され、議員たちの意見が交わされる充実した内容となりました。市民福祉などの分野では改善が求められている中、今後の審議に期待が寄せられています。