令和6年第4回伊予市議会が6月7日に開催された。
日程には会議録署名議員の指名、議案の質疑、報告事項が含まれている。
官公庁の機能を強化するため、様々な議案が審議され、質疑も行われた。
付託された議案の中には、公共施設に関するものが多く見受けられた。特に日野猛仁議員からの質問が目立った。彼は五色浜プールの運営に関して夏休み期間中の開業要望を訴えた。市の規定では、8月21から翌年の7月14日まで休園とのことで、土日開園の可能性を問う意見が出た。これに対し、小寺卓也都市整備課長は、条例で定めた期間以外の開園は難しいと回答した。さまざまな要因から週末のみの開園は経費的にも課題があった。
続いて、加えて市長の武智邦典氏が、利用者数の変化を踏まえた今後の対応についても言及した。「条例は理事者が提案し、議会の承認を得ることで変更可能」とし、市民からの要望が多ければ再検討ができるとも述べた。
他の議案では、水道事業と介護保険に関する重要な改正も審議された。森川建司議員からは、水道事業の機能強化に向けた提案があり、長岡崇上下水道課長は、国の方針転換が背景にあると説明。技術者の資格要件を見直し、幅広い分野からの人材確保を目指す意向が示された。
また、日程の最後には令和6年度の各種補正予算についても審議された。特に、国民健康保険特別会計の補正予算に関する意見が取り上げられたが、具体的な質疑は行われなかった。開会から散会まで議員たちは活発に意見を交わし、地域の将来に向けた施策意見が多く見受けられた。
この定例会では、議案の付託が決定され、次回の委員会での徹底審議が期待される。伊予市の今後の発展に向けて、重要な施策が検討され続けることになるだろう。