令和4年第4回伊予市議会定例会が9月16日に開催された。
本会議では、議案第44号から第55号までの12件が一括議題とされ、各常任委員長からの報告が行われた。
委員長たちの報告によれば、全ての議案は慎重に審査され、原案通り可決されました。
総務委員長の平岡清樹氏は、伊予市の職員育児休業関係条例の改正について詳細に説明した。
これは育児休業の取得要件を緩和するもので、特に男性の育児参加を促進するための相談体制を整えると述べた。
議案第52号では、一般会計補正予算が取り上げられ、ふるさと納税業務を含む各種委託業務に806万円を計上することが報告された。
また、民生文教委員長の高田浩司氏は、伊予市文化交流センター条例の改正について説明し、指定管理者制度の導入が主な目的であると強調した。
具体的には、開館日や利用料金に関する質疑が行われ、指定管理者には市民サービスの向上を求める声もあった。
議案第47号では図書館設置条例の改正にも言及され、兼務の可能性や文化財の管理方法について詳細が明らかにされた。
産業建設委員長の森川建司氏は、市道の認定及び廃止に関する議案を報告し、地元の道路保全に重点を置く必要性を強調した。
さらに、議案第52号の農業振興費に関し、新規就農者に対する補助金についての質問にも応じた。
全ての報告を受けた後、この日の採決は全議案について賛成多数で原案可決となった。
その他、議員の派遣及び閉会中の継続審査に関する事項も決議され、議会は順調に進行した。市長、武智邦典氏は会議の最後に閉会の挨拶を行った。今後の市政運営に当たり、継続的な市民サービス向上や新型コロナウイルス対策、そして地域の安全確保に関しても触れた。
特に、台風やコロナウイルス感染症への対応について詳細な方針が示され、議員たちと連携を図っていく意向を示した。出席議員の皆への謝辞と共に、地域の未来に向けた意識の重要性を訴え、議会を締めくくった。
議会見通しとして、今後も市民にとって有意義な施策を進めていくという決意が示された。