令和5年3月2日、伊予市議会第1回定例会が開催され、様々な議員が市の重要課題について質問を行った。注目は吉久俊介議員のふたみシーサイド公園についての質問で、リピート率や冬場の集客対策、閉店したテナントの今後について問われた。吉久議員は、道の駅としての集客力向上を求めつつ、運営改善の提案を行った。産業建設部長は、電子マネーやポイントカードの利用状況を基に、リピート率向上策を検討する意向を示した。冬季の収益改善策としては、サンタやみきゃんの登場や朝市の開催を通じて盛り上げを図っているとした。
また、門田裕一議員は木育の重要性について言及し、伊予市における木育広場の設置や、ウッドスタート宣言の実施を提案。市民福祉部長は、木のおもちゃの利用促進を行っていると説明し、今後は親子体験会の開催などを通じて木とのふれあいを深める方針を示した。
さらに、向井哲哉議員が本庁舎の有効活用について質問。職員が働きやすい環境整備や、会議室利用状況、海の見えるラウンジの活用について具体的なデータを提供し、市長は引き続き職員と市民にとって快適な働きやすい環境作りに努める考えを示した。
また、伊予市の人口減少問題についても議論され、特に若い世代を対象とした施策が急務と指摘された。地域からの声を反映させる体制の再構築が求められており、行政が持つ情報を最大限活用することが重要視されている。
最後に、北橋豊作議員が伊予港海岸の高潮対策について述べ、国や県との連携が不可欠であると強調した。高波の増加が懸念される中、迅速な工事実施と地域住民の安全保障は喫緊の課題と言え、県との協力に基づく進展に期待が寄せられている。