令和5年9月1日、伊予市議会第4回定例会が開催された。
市長の武智邦典氏は、8月27日に逝去した岡市裕二社会教育課長に哀悼の意を表明した。市長は、社会教育課長の死は市にとって大変な損失であると強調し、残された職員が力を合わせて市の発展に尽力することを誓った。この発言には、議員たちも深く同感し、議会内で黙祷が捧げられた。
続いて市長は、令和5年度中学生海外派遣事業の成功を報告した。生徒14名がアメリカでの体験を通じて成長した様子を語り、今後もこの事業を定期的に実施していく方針を示した。また、カイザー市との友好関係の深化を図るため、今後協議を進める考えも表明した。
次に、教育及び福祉の充実を図る施策として、岩田市との協定締結についても言及した。子ども医療費助成に関する条例の改正や特定保育事業の基準策定に関する議案も提出され、より住みやすい社会づくりに取り組む姿勢を示した。
財政健全化の状況についても報告された。一般会計の歳入決算は195億5,396万円、歳出は183億8,385万円で、残額は11億7,010万円と説明された。特別会計については、特に健全な運営を促進するための努力が続けられている。
会期は9月22日までの22日間と定められ、今定例会での議案審議も順調に進む見込みである。また、デジタル化の取り組みとして、タブレット端末を導入した議会運営の効率化も進める考えが示された。
今後も議会と市が連携し、伊予市の発展に向けて取り組むことが期待される。