令和6年6月27日、伊予市議会第4回定例会が開かれた。
本議会では、報告された議案のうち、感謝状・表彰状の伝達が注目された。
市長の武智邦典氏は、去る4月11日の愛媛県市議会議長会春季定期総会にて、元議長の谷本勝俊氏と元副議長の向井哲哉氏が感謝状を受領したことを報告した。
また、日野猛仁議員と北橋豊作議員が、第100回全国市議会議長会において、15年以上の在職により特別表彰を受けたことも伝えられた。今回、欠席の谷本氏には後日感謝状が伝達されるとした。
次に、日程第2では議案第42号~議案第56号についての審査が行われた。総務委員長の北橋豊作氏は、複数の議案に関する委員会の審査を報告した。
その中で、特に重要な議案第48号の令和6年度伊予市一般会計補正予算(第2号)において、伊予市内の就労支援施設とのコラボレーションによるノベルティ購入費用について質疑応答がなされ、施設利用者による菜の花の絵を用いたトートバッグの購入が計画されている。これにより地域社会の魅力を広くPRする狙いがあるとのこと。
さらに、防災費用関連では、トイレカーの購入に関する議論が深まった。県内外からの災害対応能力の向上を目指し、2台のトイレカーを購入する意義が強調された。購入のための財源確保のためにふるさと納税を活用する方針も発表された。
また、次の議案第57号について、武智市長が公平委員会員の再選任について提案し、安藤偉典氏の信任を得たことをお知らせした。安藤氏は地域社会からの信望があり、同委員会における活躍が期待される。
最後に、発議第1号では議員定数の見直し案が提出され、次期改選時から現行の17名から16名に削減されることが unanimous consent にて可決された。これは、多くの議員が有効な政策を実現するためには、非効率を排除する必要があるとの意見が集約されたもので、今後の議会運営においてどのような影響を与えるか注目される。
全ての日程が終了した後、武智市長は閉会挨拶において、議員の皆様への感謝を述べた。また、熱中症対策の必要性を強調し、安全な市民生活を守るための取り組みを続ける意向を表明した。