令和4年第3回伊予市議会定例会が行われ、主要な議題が取り上げられた。
議会では「ごみ収集支援について」発言した大野鎮司議員が点検の重要性を強調し、「高齢者や障がい者に優しいふれあい収集の実施」や、自治会による助け合いを提案した。
また、「投票率向上に向けて」も発言し、親子投票啓発チラシの配布提案があり、市民の投票参加を促進する方策について聞かれ、市側からは評価された。
特に注目されるのは「防災・減災力アップについて」の質疑で、防災士の育成や地域の防災意識を高める取り組みが期待されている。
さらに、観光振興に係る新たな施策が議論され、「観光物産協会(仮)」の法人化に向けた具体的な事業展開や収益の創出が求められた。日野猛仁議員は、自転車を活用した観光においてリピート客を促進するための施策について問うた。
最後に、働き方改革の進捗、特に職員のワークライフバランスやメンタルヘルスへの配慮が強調され、制度整備や労働環境の改善が重視されている。議会は、伊予市が「ゼロカーボンシティ」の実現に向けた施策や、物価高騰に対する地方創生臨時交付金についても関心を寄せ、新たな改善策の具体化が期待されている。
この中でも特に目立った発言は、伊予市のブランディングや観光を発信する観光物産協会の役割についての議論が行われ、将来的な新たな事務所の設置や、地域に密着した事業展開が強調された。議事進行の中で、自由歩道橋建設や高潮対策事業などのインフラ整備も重要視され、今後の関係者との連携が求められている。
伊予市は、今後の課題や方針を明確にし、市民や地域の声を反映させながら、持続可能な地域発展を目指す方向へ進んでいく。