令和5年第5回(12月)定例会が11月27日、伊予市で開会され、市長武智邦典氏は挨拶の中で具体的な報告を行った。
武智市長は、昨年11月から実証導入したオフィスカジュアルの効果について触れ、業務効率の向上が見られたため、今後も継続する意向を示した。引き続き清潔感を保った服装と、心の籠もった接客を大切にする方針を説明した。
さらに、10月末に開催された「ねんりんピック愛顔のえひめ2023」についても言及し、盛況のうちに終了したことを報告。多くの市民に感謝の意を示し、地域活性化への貢献を強調した。
また、11月2日には東京都内で関東「ふるさと伊予市」総会および交流会を開催し、多くの参加者が集まったことを伝えた。この機会に都内で活躍する郷土のパティシエを観光大使に委嘱したことも説明。
市長は次に、県内での愛媛FCとのコラボ企画として進行中のアオアシ展の開催を取り上げ、ファンの好評を得ていると報告した。また、スタンプラリーの実施に伴うオリジナルタオル配布が好評であったことも述べた。
今期定例会に提出された議案については、公の施設の指定管理者や財産取得、給与条例改正、補正予算など、計26件の提案が含まれていることを伝えた。特に、国の令和5年度補正予算案の成立を受け、市民支援が早期に実施されるよう準備を進める考えを示した。
会期は本日から12月15日までの19日間と決定された。会期中には、認定第1号から第11号にかかる決算審査特別委員会の報告が行われ、特にドライブレコーダーや防災行政無線の設置に関する質疑が活発に行われた。
会議が進む中で、各議案の提案理由に対する説明が行われ、多岐にわたる課題について委員たちからの質問や意見が寄せられた。特に給食センターの人員不足に関しては、行政側の取り組みとそれに対する議員からの指摘が交わされた。
決算審査特別委員会から報告された内容は全会一致で認定され、その後の議案も含めて引き続き慎重に審議が進められる予定である。