令和元年6月17日、伊予市議会において第2回定例会が開かれ、議事が行われたことが報告された。
今回は初めに、議長の田中裕昭氏が会議を開会し、議事の日程について説明があった。
続いて、会議録署名議員の指名が行われ、9番日野猛仁議員と10番北橋豊作議員が選任された。これは会議規則に基づいた手続きである。
次に一般質問が行われ、各議員が市の政策や現状に関する質問を通告していた。その中で、川口和代議員が女性の社会参画をテーマに重要な意見を述べた。彼女は、伊予市における女性の政策形成への関与を促し、特に女性議員の増加についての具体策を問いかけた。また、女性議会の開催が提案され、女性の社会参加を促進する施策を求めた。
これに応じて武智邦典市長は、女性議会の開催について前向きな姿勢を示し、その実現に向けた方向性を提示した。他の施策に関しても明確な言及があり、川口議員の提案は市の今後の方針に影響を与えそうだ。
次いで、向井哲哉議員や大野鎮司議員などもそれぞれの関心テーマについて質問を行い、地域の消防団や防災体制の強化、高齢者の見守り活動など、多岐にわたる議論が交わされた。特に大野議員は、消防活動における団員数の確保や、機能別消防団員制度の導入が提案され、過去の経験を踏まえた具体的な予防策として位置づけられた。
また、伊予市におけるインフルエンザ予防接種についても話題となり、大野議員は高校生を中心に助成を行うことを提案したが、これに対して市民福祉部長からは慎重な回答があった。さらに、子どもや若者向けの相談窓口としてLINEを導入する案が検討され、教育委員会事務局長がその必要性を認めつつ、全国的な動向として県でも調整中であると回答した。
最後に、今後の市の課題が多く提起され、議員同士の意見交換がさらに活発になることが期待される。今後の方針に市民の声がどのように反映されるかが注目される。