令和2年第5回伊予市議会定例会が9月18日に開催され、いくつかの議案が審議された。
本会議では、議案第86号から第98号までの審議が行われた。各常任委員長からの報告があり、多くの議案が原案通り可決されたことが確認された。
特に、議案第90号令和2年度伊予市一般会計補正予算(第6号)では、マイナンバーカードの交付および関連事業に関する質疑が行われ、市民への迅速な給付が期待されていると総務委員長北橋豊作議員が報告した。彼は、電子申請の利点についても言及し、書面よりも早い交付が確認されたと述べた。
また、議案第95号では、新型コロナウイルス感染症対策の一環として、避難所でのコロナ対策に向けた消耗品の購入費が提案されたという。これは、地域の健康を守るため重要な施策であり、特に段ボールベッドや間仕切りの購入に関し、予算計上が行われた。
発議第2号に関しては、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、地方財政の急激な悪化に対して地方税財源の確保を求める意見書が提出され、全員賛成で可決された。発議者の北橋豊作議員は、経済危機の深刻さを強調し、適切な減税措置を国に要望する旨を述べた。
議会中には吉久俊介議員の発言に関する議論も行われた。森川建司議員が吉久議員の発言が不穏当であるとして発言取消の動議を出し、議長の判断によりその部分についての取消しが決定された。この件について、森川議員は言論の自由についても言及し、議会での発言の重要性を強調した。