令和4年6月8日、伊予市議会は第3回定例会を開催し、議事日程に沿った審議が行われた。
最初に、会議録署名議員の指名が実施され、田中慎之介議員と金澤功議員が選任された。この後、議案第33号から第40号までの予算に関する質疑が展開された。特に、議案第33号の伊予市一般会計補正予算については、主に歳入歳出に関する質疑が行われた。
川口和代議員は地域コミュニティ応援事業の補助金申請について質問し、交付要綱の多さから申し込みのハードルが高いのではと懸念を表明した。市の側はこの件について丁寧に説明を行い、申込状況に触れた。金澤功議員は、デジタル化に関する各種委託料の内容を問うた。市の企画政策課長、小笠原幸男氏は、国が進めるデジタル・トランスフォーメーションの枠組み内で標準化の流れについて詳しく答弁した。
また、マイナポータルの活用促進についても言及され、地域普及率の向上を目指す施策について報告された。市民課長の高橋洋司氏は、伊予市でのマイナンバーカードの普及には39.32%という数字を示し、さらなる普及を促進する方策を明らかにした。具体的には、申請・受け取り支援の取り組みや、国のマイナポイント事業を活用しての普及活動が行われている。
議案審議の後、報告第7号から第10号までの4件が一括議題となり、質疑が行われた。最後に報告第11号が審議され、伊予市の一般会計補正予算の専決が全会一致で承認された。議会は、今後も様々な事業の円滑な実施に向けた予算調整を進めていくことが期待されている。
本日は全日程が終了し、次回は6月14日に一般質問を実施する予定である。議長の谷本勝俊氏は会議を締めくくり、全議員の協力に感謝の意を表した。