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カラスによる農作物被害350万円、対策強化が急務

伊予市議会でカラスの農作物被害や対策が議論。昨年度の被害額は350万円に上り、対策強化が求められる。
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令和5年第4回伊予市議会定例会では、今後の時代の変化に対応するための施策が議論された。特に、カラスによる農作物被害の現状とその対策について、注目が集まった。

一般質問で、正岡 満議員はまず本市におけるカラスの被害に焦点を当てた。具体的には、昨年度のカラスによる被害が350万円に達したことを指摘し、特に剪定や庭木の管理に対する影響を懸念した。その際、ミヤマガラスによる被害についての情報が不足している現状も明らかにされ、同議員は「カラスの知能や行動パターンを理解する必要がある」と強調した。

次に、カラス対策についての発言があった。産業建設部長の三谷 陽紀君は、昨年度、109羽のカラスが捕獲されたことを述べた。また、カラスによる被害を軽減するための施策として、地域コミュニティへの協力を呼びかけ、自家製の生ごみを適切に処理することの重要性を指摘した。さらに、大きな音や光を利用した追い払い方法も確認され、幅広いアプローチが求められている。

また、清掃センターへの可燃性粗大ごみ持込みの状況も報告された。今年度に入ってからのデータでは、持ち込まれる量が前年の約70%減少し、これは全体的なごみ処理削減の一環とされる。市では、市民への周知活動を強化し、正しいゴミ出しルールの徹底を図るとともに、今後は監視カメラの設置についても検討していく意向を表明した。

このように、多角的な観点からの施策が進められる中、本市のカラス問題に関する建設的な議論が行われ、市民の理解と協力を仰ぎつつ、より良い環境作りが模索されている。

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議会名令和5年第4回伊予市議会定例会
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