令和3年6月10日、伊予市議会の第3回定例会が開催された。
会議では、新任の青野昌司氏が副市長に選任され、副市長としての挨拶を行った。青野副市長は、職責の重さを実感しつつ、武智市長が掲げる「3万人が住み続けられる伊予市」の実現に尽力する意向を示した。
次に、議案第42号から第54号までの質疑が行われた。この中で、特に議案第46号である令和3年度伊予市一般会計補正予算に対する質疑が多く寄せられた。「AIチャットボットの導入について、事務の効率化が期待される」と質問した大野鎮司議員に対し、向井功征総務課長は「LINEとの連携も進めており、使いやすいシステムを構築中」と回答した。
さらに、防災マップの更新についても熱心な議論が交わされた。大野鎮司議員が防災マップの作成業務委託料について言及し、1,500万円の費用が市民に使いやすい形で提供されるべきだと訴えた。宮崎栄司危機管理課長は、紙媒体での配布を行うことを明言。市長も「今後は紙媒体を電子化することも視野に入れている」と強調した。
また、請願第1号は所管の常任委員会に付託され、審査の結果を待つ形となった。