令和2年第2回伊予市議会定例会が開催された。
本会議では、主にひきこもり対策やGIGAスクール構想、ボランティア活動保険制度などが議論された。
ひきこもり対策に関して、門田裕一議員が具体的な取り組み状況について質問した。市民福祉部長の向井裕臣氏は,
「福祉まるごと相談窓口を利用し、個別相談や悩みを抱える方に対する支援を行っております」と説明した。さらには,
「中高年におけるひきこもり問題に対処するため、地域との連携強化が不可欠だと考えています」と続けた。
また、GIGAスクール構想に関する質問もあり、教育委員会事務局長の佐々木正孝氏は,
「令和5年度までに児童・生徒1人あたり1台の端末を提供する方針です」と述べた。
市長の武智邦典氏も、教育環境の改善に向けた意気込みを示したとされる。
次に、ボランティア活動保険制度の導入についての議論もあった。森川建司議員は,
「市独自のボランティア活動保険制度を創設し、市民の安心安全を確保すべきだ」と主張した。
総務部長の坪内圭也氏は,
「市民活動災害補償制度の導入については、費用対効果を慎重に考慮します」と慎重な姿勢を見せた。
さらに、SDGsへの取り組みも話題に上った。市長は,
「2030年に向けてSDGsの理念を地域に根付かせる必要がある」と力説し、職員を対象とした研修会を実施する計画を明かした。
他にも、にぎわい創出施策として農山漁村体験や歴史教育の含意についても討論され, 「地域住民が参加する施策が必要」との認識が共有された。
このように、今回の定例会では多様な課題に対し、議員たちがつながりあって議論を重ね、伊予市の未来に向けた具体的な取り組みが模索される様子が見受けられた。