令和3年第5回伊予市議会の定例会が、9月8日に開催された。
本日の会議では、一般質問が主要な議題となり、特に伊予市の観光振興、ふたみシーサイド公園、さらには防災関連の取り組みについて多くの発言があった。参加議員は、観光策や地域の魅力発信の必要性を強調した。
川口和代議員は、伊予市の魅力を広める政策について質問した。特にふるさと納税の促進策として、自動販売機を利用した手法について言及。これを通じて、観光地を訪れた人々がその場で寄付を行う仕組みの導入を提案し、これに対し市長の武智邦典氏は導入の可否を慎重に検討する方針を示した。今回は関係する経費や運営の課題を含め、今後も研究課題として取り組む意向を示した。
また、児童発達支援センター「伊予くじらさん」にも注目が集まった。向井裕臣市民福祉部長は、現状として利用者は定員の70%に達しており、その施設運営は地域の温かい支援によって成り立っていると答えた。
さらに、土砂災害対策においては、今後の防災マップの改訂が進められ、特に防災重点ため池に関連する情報の提供が強調された。市長は、今後の防災措置として特別措置法を活用した施策を検討中であり、地元の理解も得ながら進めたいと話した。これにより、地域全体の安全を保つための計画を強化する意図が示された。
議論は、伊予市の大型車両通行規制やその後の対策、また地域住民への情報提供についても触れられ、住民の安全と地域の利便性向上の取り組みが求められた。