令和4年第3回伊予市議会定例会が6月6日に開会した。
市長の武智邦典氏は、新型コロナウイルス感染症について言及し、現在の陽性者数は、主に未就学児およびその親世代に集中していると説明した。高齢者世代では、3回目接種者が多いため、感染者数が抑えられているとのことだが、依然として毎週1,000人以上の新規感染者が確認されていることから、予断を許さない状況であることを強調した。
また、同氏は4回目のワクチン接種が5月25日から始まったことを伝え、vaccinationを円滑に進めるため、広報を通じて市民に情報提供を行うと述べた。
次に、武智市長は伊予彩まつりの開催についても触れ、3年ぶりに夏祭りが予定されていることを伝えた。ウィズコロナ時代に向け、正しく恐れ、正しく対処していくことが必要であると呼びかけた。
議案に関しては、令和4年度の一般会計補正予算などが提案された。具体的には、繰越明許費や圧迫されている財政状況を反映した人件費の調整が含まれている。特に子育て世帯への支援事業など幅広い領域にわたる内容であり、合計で1億7,425万2,000円の追加を計画している。
議長の谷本勝俊氏は、会議定例日程の一部として各議案を一括で取り扱い、数多くの議案が議題に上がったことに対し、迅速な審議を呼びかけた。次回の会議は6月8日に予定されており、提出された議案に対する質疑が行われる見込みである。
新型コロナウイルスへの対策としては、5月23日に県との合同訓練を実施し、災害対策強化を図ったことも述べた。市民に早めの避難を促し、感染症対策にも万全を期す考えを示した。