令和6年第3回伊予市議会臨時会が5月7日、午前10時に開会された。
この議会では、いくつかの重要な議題が議論され、市長からの報告があった。特に、武智邦典市長は、令和6年度を最終年度として、3万人が住み続けられる伊予市の実現に向けた取り組みを強調した。特に、彼は千載一遇のチャンスを逃さず常にアンテナを張ることの重要性を訴えた。
続いて, 武智市長は、4月の豊後水道で発生した地震についても言及。南予地方で震度6弱を記録し、幸いにも大きな被害が確認されなかったことを報告した。市では早急に災害対策本部を設置し、情報収集に努めたという。その後、地震の影響を受けた地域への職員派遣についても触れた。
また、伊予市の持続可能な社会構築へ向け、再生可能エネルギー設備の導入が促進されていることに言及し、地域企業にもその導入を呼びかける姿勢を示した。これらは全て市民の安全・安心を確保するための取り組みである。
議題には、報告第2号として「伊予市税条例の一部改正」や、令和6年度一般会計補正予算が含まれ、これらはすべて承認された。特に税条例改正では個人市民税の特例措置が設けられ、被災者負担軽減の策が講じられる。
議案第39号に関しては郡中小学校の23教室棟長寿命化工事に係る契約も提案され、議員全員の賛成を得て可決された。
会議の後半では、議長や副議長についての辞職や新選挙についても言及があり、北橋豊作議長および川口和代副議長の辞職が許可された。新たに対象となる議長には門田裕一議員が選出され、挨拶を行った。
新副議長には吉久俊介議員が選ばれ、今後の議会運営に期待が寄せられている。次回の定例会では、更なる市民生活の向上に向けた予算案件が目白押しとされている。市長は引き続き市民との信頼関係を深め、地域づくりに力を入れる意向を示した。
以上のように、令和6年第3回伊予市議会臨時会は、市民生活法改正や災害時の支援策、新任役職者の選出が行われる重要な会議であった。