令和2年松戸市議会12月定例会が開会した。
本定例会では、令和2年度松戸市一般会計補正予算を中心に多くの議案が審議される。また、教育長からの報告や市長からの提案説明も行われた。
市長の本郷谷健次氏は、議案第45号の一般会計補正予算について、歳入歳出それぞれ8683万3千円を追加する旨を説明した。これにより、総額は2150億6615万円になるという。主な内容には、妊婦や子どもへのインフルエンザワクチンの助成が含まれる。
次に議案第47号、松戸市立高等学校授業料等徴収条例改正については、自然災害に遭った生徒が高等学校に通えなくなることを防ぐため、支援措置を講じる。これは地域の教育環境と支援体制を強化するものである。
また、松戸市火災予防条例の改正が議案第49号に上程されている。急速充電設備の基準が見直され、全出力の上限が引き上げられることが求められるという。これにより、安全性向上を目指すとともに、新しい技術に対応した街づくりが期待される。
同時に、松戸市が進める松戸運動公園等の管理についての指定管理者の指定や市道路線の廃止・認定に関する議案も話し合われる。市長は「これらの議案は市民の生活向上に貢献する」と述べ、議会の同意を求めた。
今回の定例会は、重要な議題が多く上程され、市議会は市民の期待に応えられるよう、慎重に審議を行うと確認した。
なお、次回の会議は12月7日に予定されており、市政に関する一般質問が行われる。これに先立ち、質疑通告が必要であることが議長から伝えられた。