令和5年5月24日、松戸市議会が臨時会を開催。
議題は、競輪場前こ線人道橋補修工事や松戸市市税条例改正に関する専決処分など、4つの案件が上程された。議会には44名の議員が出席し、全議案が承認された。特に、議案第2号の市税条例改正が注目される。これに伴い、軽自動車税の環境性能割や種別割の特例が維持される。
討論では、日本共産党の宇津野史行議員がこの改正案を批判。軽自動車税減税が市民への直接的負担軽減になるとしつつ、実際には自動車業界への利益供与にもつながっていると指摘した。従来の減税措置が市民の負担を増やす可能性があることに懸念を表明した。また、企業主導型保育事業についても、その質の低下を訴え、減税の継続が問題であると述べた。
議案第3号の一般会計補正予算に関しては、子育て世帯の生活支援金支給に必要な経費が挙げられた。特に、子育て世帯への支援が継続的に求められている中で、松戸市としての対応が期待されている。財務部長の大塚滋氏は、軽自動車税関係の影響についての質疑に対して、約3万円を見込んでいると回答。
また、議案第4号の財産取得についても重要視され、老朽化した市役所の耐震性を確保するための未利用国有地取得についての説明があった。取得の意思決定が未確定の中で進行していることに対して、議員からの質疑が続いた。