令和5年12月定例会が松戸市議会で開催された。
出席議員は44名で、議長は杉山由祥氏である。議会は午前10時に開始し、諸報告の後、日程を進行した。まず、確認すべきは会議録署名議員の指名である。杉山議長は、ミール計恵議員と戸張友子議員の2名を指名したと発表した。
続いて、会期についての決議がなされ、松戸市議会は19日間の期間であることが確認された。これは、令和5年11月30日から始まり、12月18日まで続く予定である。本定例会で提案された議案は多岐にわたり、特に予算関連の議論に関心が集まる。
今回の議案で注目されるのは、令和5年度松戸市一般会計補正予算の提案である。市長の本郷谷健次氏は、この予算に対し、従来の歳入歳出に3,292万5,000円を追加し、総額を約1,742億9,956万6,000円にすることを説明した。これは基本的に急を要する事業のための補正であり、特に相模台土地区画整理事業に関連する経費が重要視されている。
また、固定資産評価審査委員会委員の選任についても提案され、既存の1名が任期満了に伴う後任の選任が求められている。人権擁護委員候補者の推薦についても同様で、後任を推薦する必要がある。これらの案件は、一連の市政の健全な運営を目的としたものであり、迅速な意思決定が期待される。
さらに、さまざまな条例の改正案が一括して提案された。特に注目されたのは、松戸市議会議員の報酬に関する条例の改正である。これは職員の期末手当の改定に準じて議員の報酬を引き上げるためのもので、議論が必要となる。
市長は、市の各部門にわたる施策の一元化を図り、文化やスポーツ政策を市長部局の下で推進するための新部門設置の意義を強調した。議会は、その後も多くの議案を継続的に審議する方針を示しており、次回の質疑でさらなる議論が交わされることが期待される。
このまま議会が進み、市民との連携を深めていくことが、松戸市の発展につながるのだろう。