令和4年3月25日、松戸市議会において、令和4年度の予算案や条例改正案が順次上程され、様々な議論が交わされた。
本議会において多くの議員が注目したのは、令和4年度一般会計予算である。
この予算案は規模として過去最大の1,742億9,000万円となり、今回の議案には新型コロナウイルス対策や非常に厳しい財政状況の中、国民健康保険や介護保険への対策などが含まれている。
予算審査特別委員会の報告によると、市税収入の増加が続いており、一般会計予算の歳入が5%増となるとのこと。
議案第60号の一般会計予算に対しては、委員や関係者から多くの質問が寄せられた。
特に、歳出の中で多くを占める民生費では、高齢者や障害者への支援が重要視され、地方交付税や収入の見直しが進められている。
また、予算審査にあたり、市税収入が最大になった要因や新型コロナウイルス影響を受けた予算に対しても詳細な質疑が行われ、資料の提示が求められた。
一方、松戸市国民健康保険特別会計予算の議案第61号においては、特定健康診査の受診率の低下が懸念され、議員からは具体的な対策が求められる場面があった。
また、介護保険特別会計においては、制度の運用に関する質問や新型コロナウイルスの影響名についても議論が行われた。
さらに、第89号・病院事業に関する条例改正案に対しては、議員から廃止するべきか、他の選択肢はないのか模索する声が上がった。
特に、東松戸病院の存続を求める声が多く、国の医療政策や市のあたえた方向性について改めて協議する必要性も指摘された。
このように、今回の市議会では、予算や条例改正案に対する多くの意見が出され、特に健康福祉や財政に関する重要性が強調された。今後も市民の生活に寄与する予算案の執行が期待される。