令和5年6月13日、松戸市議会が定例会を開いた。
議題は、市政に関する一般質問である。
議員たちが、男女共用トイレの設置について、現在の整備状況を問うた。
岡本優子議員は、市内の公共施設、特に学校において男女共用トイレの設置を検討しているのかどうか尋ねた。
これに対し、財務部長の大塚滋氏は、男女共用トイレを設置する予定はあるが、今後のトイレの新設や改修に際し、他自治体の事例を参考にし、安心して利用できる施設を整備する方針であると述べた。
さらに、男女共同参画推進協議会に関する話し合いも行われた。
岡本氏は第10次委員の実績や今後の委員選定方針について質問し、実績には男女共同参画プラン第6次実施計画の策定が含まれるとし、民間の協力を得て進められていることを強調した。
防災についてでは、岡本氏は、松戸市の国民保護計画の現状を説明し、最新の避難対策の詳細を求めた。
市の消防局長である市川敬章氏は、緊急避難施設が109カ所あり、そのうち地下避難が可能な施設は5カ所であることを明かした。さらに、国民保護に関する啓発を強化する重要性を訴えた。
また、まちづくりに関しても議論された。
岡本氏は特に普段の情報告知の方法について改善を求め、事務方はその必要性を認めた。
松戸市の経済振興部も、労働者協同組合について言及し、施行後半年で34法人の設立を確認した。
特筆すべきは、生殖補助医療についての質疑であり、岡本氏は、特にがん患者や未婚女性の卵子凍結支援について、今後の市としての方針を問うた。
市は現在もこの施策を強化中であるという意向を示した。