令和元年6月12日、松戸市議会は定例会を開催し、様々な市政に関する一般質問が行われました。この中で、特に目を引く議題は交通安全対策であり、関係者からの切実な要望が寄せられました。特に、滋賀県大津市での痛ましい事故を受け、交通安全に対する市民の不安が高まっています。
篠田哲弥議員は、交通安全対策についての具体的な質問を投げかけました。彼は特に、子どもの通学路における安全確保の必要性を訴えました。彼は、「具体的には、市内の幼稚園や保育園の散歩ルートの点検や通学路の危険箇所の総点検を行ってほしい」との要望を市に訴えました。また、交通管理者との連携を深める重要性も強調しました。
さらに、議員は高齢者の免許返納に伴う日常生活支援策の推進についても言及しました。「運転免許を返納した高齢者に対するバス券やタクシー券の配布によって、その不安を少しでも減らしたい」このような具体的な施策が求められています。高齢者の安全運転支援策についても、今後の施策に重要な視点が盛り込まれることが期待されており、都市のキャパシティを最大限利用していくためのアイディアが示されました。
小中学校での運動会についても、熱中症対策への意識が高まっています。議員らは、子どもたちが熱中症に陥らないよう、早期にテントを設置する対応を検討していることを伝えました。日々変化する気候に応じ、学び舎として安全な環境を提供する責任が求められています。
最後に、市民の皆様から寄せられた意見や要望は、議論の中で真摯に受け止められています。地域の安全を守り、誰もが安心して暮らせる松戸市を作るため、これからも市議会は適切な施策を模索していく所存です。