令和元年6月14日に松戸市議会が開かれ、数々の重要な市政に関する質問が取り上げられた。
まず、「児童生徒の登下校時における安全確保について」では、近年の登下校に伴う危険要因が議題とされ、木村みね子議員が、神奈川県川崎市の事件を受けて政府の登下校防犯プランを紹介した。市としては通学路合同点検の結果、危険箇所の情報共有を図り、地域との連携強化を進めることを表明した。
次に「21世紀の森と広場の千駄堀池の浄化について」も話題となった。議員からは、過去の答弁に基づき、千駄堀池の浚渫や外来生物の駆除プランについて質問があり、進捗状況が語られた。市では、環境保全に向けた遺漏なく運営していく方針を示している。
また、「常盤平地域の活性化」についても発言があった。議員は常盤平駅周辺の景観や地域にある商業施設の魅力向上のため、イルミネーションや地域イベントの開催を提案した。市長はこれについて理解を示し、実現に向けて積極的に進めると述べた。
「市内小中学校の屋外プールの今後のあり方」については、維持費用の問題や管理者の負担が課題として取り上げられた。教育部長は、プール授業の民間活用などで新たなプランを検討していると報告した。
続いて「たばこの分煙対策について」は兼ねてからの問題点を再確認し、受動喫煙防止への施策について質問がなされた。市としては今後も合法的な手段で煙草規制を進める考えを示した。
「老人クラブの補助金申請について」では手続きの簡素化が求められ、実現に向けた改善の動きがあることも報告された。市は待ち時間の短縮に向けた施策を検討しているとのこと。
「高齢者の自動車運転免許証の返納」についても話題となり、議員はタクシー券などによる住民支援を提案した。
さらに「バス路線のバス停について」は高齢者の移動手段の確保が焦点に。市は住民ニーズを踏まえた改善を約束した。
最後に「外国人の受け入れ体制」や「プラスチックごみ対策」に関する質問が続き、各部長は具体的な数値目標や施策の方向性を説明。特に、プラスチックごみに対してはさらなる減少策が求められる。
今後も地域との結びつきが重要なテーマになることが確認され、今後の政策の進展が期待される。