松戸市議会は、令和3年9月6日に定例会を開き、重要な議題として多くの質問が提起されました。特に、市政に関する一般質問では、質問者が市の公園整備に対する期待を表現し、充実した遊び空間を求める声が上がりました。桜井秀三議員は、「21世紀の森と広場が自慢の公園になるよう、大いに期待する」と強調し、アスレチック施設の充実を訴えました。
次に、令和2年度の各種決算について、認定第1号から第11号までの決算が一括で審議されました。議員からは、固定資産税の計上への疑問が上がり、見込みの不備を指摘されました。この点について、大塚滋財務部長は「国や県からの情報が不足していた」と説明しつつ、今後の改善に向けた取り組みを示唆しました。
さらに、令和3年度の補正予算には、男女共同参画支援業務を含む幅広い施策が盛り込まれています。岡本優子議員は「この施策の具体的な実施内容や市民への周知方法」について質疑を行い、女性の社会復帰を支援するための重要性を示しました。特に、生理用品の提供やLINEを活用した相談サービスについても言及され、さらなる説明が求められました。
新型コロナウイルス感染症の影響も議題に上がり、予算編成や税収の見込みの難しさが浮き彫りになりました。副市長は「今後の予算執行において透明性を確保し、正確な情報を基にした計画立案を目指す」と述べました。市民との信頼関係を築き、適正な課税を行うことが肝要であるとの意見もありました。
これらの議論を経て、松戸市議会は、今後の施策の進捗を注視し、市民への確かな情報提供と透明性の確保を目指していくことが求められるとの見解を示しました。市が掲げる「市民の幸せを実現する街づくり」という目標に向けて、引き続き市民の声に耳を傾け、反映させていく責任が市にあるとの認識が表明されています。