令和3年6月14日、松戸市議会は市政に関する一般質問及び複数の議案について議論を行った。全体として44名の議員が出席し、盛んな質疑応答が展開された。
特に注目されたのは、松戸市経済振興部長の回答による中小企業サポート給付金事業についてである。この事業では、従業員の少ない事業者に対し支援が行われるが、国からの給付金と重複することになる可能性が指摘されている。現在、持続化給付金は42万件、また一時支援金は依然として高い需要がある中で、本市の支援がどのように効果的であるか疑問を呈する声が上がっている。多くの議員は、特に厳しい財政状況にある中小企業への支援に対する考慮を促した。
また、音楽フェスティバルに関しても新型コロナウイルス感染症対策が求められており、安全策の強化が重視されている。生涯学習部長によると、感染状況に応じたイベントの運営方法の見直しや、動画配信形式の検討も進められており、来るべき夏に向けての準備が進められている。
加えて、新庁舎整備についても質疑が行われ、市民の安心を保障するための必要な基準が強調された。新しい市役所の設計にあたっては、災害対応機能や、効率的な行政サービスの提供が求められている。失われた地域の信頼を取り戻すために、効果的かつ安全な庁舎の実現が期待されている。
今後の議会では、これらの議案が具体的な進捗を伴い、すべての市民にとって有意義な制度として実装されることが期待されている。