令和元年9月3日午前10時から、松戸市議会で定例会が開催された。
本日の会議では、3名の議員による一般質問が行われ、その中で「幼児用ヘルメットの無償配布」や「ごみの分別排出指導」が議論された。特に鈴木智明議員が、子どもの安全を守るためのヘルメット配布について、その必要性を訴えた。昨今、自転車の安全利用が重要視される中、幼児用ヘルメットが無償配布されている自治体の事例が紹介され、「松戸市でもそのような取り組みを行うべきである」と強調した。
鈴木議員は、自転車事故による負傷者の増加を取り上げ、特に幼児を対象とした安全対策への関心を示した。自転車に乗る際のヘルメットの重要性について、都内の他自治体の成功例を挙げて市の取組みを促した。
また、鈴木議員はごみの分別排出についても言及した。松戸市での燃やせるごみの収集方法が変更されている中、住民の側での混乱が生じていることに対して、行政の指導強化を求めた。ごみの分別ルールが不明瞭なため、違反事項が続出し、地域社会でのトラブルの原因になっていると指摘し、特に外国人への教育や周知が強調された。
続いて、農家に対する安定した支援についても議論された。新たに導入された収入保険制度について、議員らがその情報提供の重要性を論じた。天候不順によって不安定になる農業環境の中で、農家が継続的に経営できるよう、さらなる支援が必要であると強調された。
加えて、本日最も注目を集めたのは、成島良太議員による兄弟姉妹が異なる保育園に通っているケースへの対応である。特に、交通安全や送迎の負担を考慮し同一保育園への入所を可能にする体制の構築を求めた。市は月に一度の入所選考会で対応を強化し、特別な事情がある家族についても考慮した入所案を提示していくと応じた。
このほか、松戸市の防災に関する取り組みについても確認された。例えば、「水害対応」を含む避難訓練や教育について言及し、学校教育における水害時の対応策を強化する必要性が訴えられた。教育長もこれに対し理解を示し、積極的な取り組みを行う姿勢を見せた。
最後に、議場内では「選挙と地域のつながり」に関連した投票率向上施策について意見が交わされ、一層の市民参加を促進するための具体策についても議論された。参与する各議員は、今後の施策に期待を寄せつつ、具体的な進展を聞くことを願っている。