令和元年12月4日、松戸市議会は定例会を開会し、重要議案の審議が行われた。
議案の中でも、議案第40号に関する質疑が多くの注目を集めている。これは、松戸市地区計画に基づく建築物の制限に関する条例の一部改正を目的としたもので、ゲームセンターの設置による地区計画の変更が含まれている。
議長の山口栄作氏は、開議に際して、台風等の災害において被災した皆様へのお見舞いの言葉を述べた。市長の本郷谷健次氏は、議案第40号の提案理由を説明し、目的は大規模小売店舗内の遊技設備を除外することであると強調した。
市議会で質疑を行った日本共産党のミール計恵議員は、地区計画の変更について確認。特に、風営法に反するゲーム機の設置に懸念を示した。それに対し、街づくり部長の福田勝彦氏は、事業者への指導を行うとし、行政の対応について説明した。議案の専決処分に関する質疑もあり、国の法律改正に伴うものであることが再確認された。
他の議員からも、行政側の認識不足や事前の対応不足が指摘され、議会運営についての懸念が寄せられた。その中で、中西香澄議員は、事業者からの情報把握の重要性を訴え、手続きの問題について厳しく質疑した。結果として、議案は賛成多数で承認され、今後の運営に影響を与える重要な内容となった。
また、松戸市立総合医療センターの放射線科の細分化や、下水道業務の委託についても報告があり、市民の利便性向上を目的とした様々な条例改正が行われたことが強調された。総じて、議会は市民の視点を持ちながら、今後の地域づくりに向けた施策を検討していくことが求められる。