令和5年6月14日、松戸市議会定例会が開催された。
本日は、市民からの質問が多くのテーマにわたった。特に注目を集めたのは「常盤平第一小学校について」である。
広瀬優斗議員は、常盤平第一小学校の現行の児童数や学級数を確認し、さらなる廃校や休校に関する懸念を示した。この学校の児童数は58人であり、学級数は8クラスとのこと。特別支援学級も含まれており、教育長の伊藤純一氏は「小規模校としての特性を活かし、地域との連携も進めている」と述べた。しかし、広瀬議員は「過去の統廃合時と現在の状況は異なる。魅力的な教育ができるためには、より多くの支援が必要だ」と強調し、今後の教育方針に疑問を呈した。
次に重視されているのは「五香駅周辺について」である。広瀬議員は、空きテナントの増加や地域活性化の必要性について言及し、市の取り組みを尋ねた。副市長の石和田二郎氏は、「商店会との連携を強化し、活性化イベントを支援している」と回答。しかし地域住民の中には、変化を求める声も多い。地域の活性化は松戸市全体にとって重要であるため、今後の施策に期待が寄せられる。
「既存スポーツ施設の整備について」も議題に上った。この点でも広瀬議員が質問し、整備状況や今後の展望について意見を求める。健康医療部長の大渕俊介氏は、「運動公園のスケートボード場が完成した。また、老朽化した施設の改修も進行中である」と明言したが、議員からは「より快適に利用できる環境整備が必要だ」との要望も強い。特に夏季には多くのスポーツイベントが控えており、早急な対策が求められていることも感謝される。
さらに、地球温暖化対策についての質疑もあり、動向を注視する必要性が強調されている。織原正幸議員は「2030年に向けた温室効果ガスの削減に全力を挙げるべき」と訴え、市長もこれに一部同意した。
新型コロナウイルスに関する質問も浮上した。これは「5類」への移行に伴う影響であり、今後の対策の重要性が示された。市としても、今後の感染状況を見極める必要があるという指摘は市議会で強調された。
多くの質問に対する丁寧な返答が行われ、今後に向けた示唆もあり、多くの市民にとって重要な情報の確認となった。議会は今後も継続的に市民の声を反映し、行政施策に活かされることが期待される。