令和6年6月3日、大口町議会は第5回定例会を開会し、重要な議案に着目した。議会では、令和6年度大口町一般会計補正予算(第2号)と西小学校運動場整備工事の請負契約について多くの議論が交わされた。
まず、鈴木雅博町長は補正予算について、歳入歳出それぞれ1億4,569万6,000円の増額を提案し、総額を109億9,972万2,000円とすると表明した。特に、児童クラブの運営事業に524万5,000円を allocateし、新たに西児童クラブの建設工事を進めることを明らかにした。これに対し、江幡満世志議員は、施工内容や設備費の見積もりの透明性を求めた。
江幡議員は、「全体の金額は2億円を超える可能性があるが、どのように計画が進んでいるのか把握しておきたい」と述べた。これに対し、鈴木町長も設計上の問題点を認めつつ、工事の進捗と予算について議会に対する報告の重要性を強調した。
また、議案第36号の西小学校運動場整備工事は、週休2日を適用することに関して、鈴木町長は「工期が遅れる可能性があるが、改善策を講じて速やかに進める」と述べた。議会メンバーからは工期の厳守が求められ、委員会での継続した報告が期待された。
さらに、老人福祉センターの条例改正や子どもに関する各種条例の見直しが提案された。これにより、大口町は地域の福祉や教育をさらなる向上に向けた取り組みを進める姿勢を見せている。
鈴木町長は「社会情勢や予算の制約のなかで柔軟に対応し、町民の期待に応える行政運営を目指す」と述べ、議会は議案について次回確認を行うことを決定した。開会を終え、議会は休会に入り、次回の議題についてさらなる確認と準備を進めることとなる。