令和6年3月25日、大口町議会は第2回定例会を開催した。
議会では、14議案と7件の請願が審査された。
議案第5号では、町長が定める損害賠償の上限に関する条例が可決された。鈴木 雅博町長は、現行の上限が適切でないと指摘し、必要な改正を進める重要性を強調した。
議案第6号も同様に可決され、地域交通の推進に向けた取り組みが進む。
また、国民健康保険税に関する議案第10号では、負担軽減の観点から改正が行われ、決定には複数の議員から賛成意見が上がった。江幡 満世志議員は、「国からの交付金が求められる中で、住民に配慮した改正が必要」と訴えた。
対照的に、議案第12号の介護保険条例改正に対しては反対の声も上がり、江幡議員は介護職不足の課題についても触れ、改正には注意が必要だと訴えた。
請願第1号は、余野中央公園のトイレを洋式化するよう求めるものであった。議題に取り上げられた際、賛成討論があるも反対意見も多く、不採択となった。賛成の立場を示した江幡議員は、現代のトイレのニーズに応えるために重要だと述べたが、鈴木 和江議員は、現状では十分な整備が進んでいると反論した。
さらに、請願第5号、名古屋市教育委員会の金品授受に関する実態の把握を求める請願が提出された。鈴木町長は、教育委員会に求められる監査がしっかり機能しているとし、必要な調査が行われることを約束した。
この他にも、各議案や請願には多くの意見が交わされ、健全な町づくりに向けたさまざまな視点が集約されている。このことから、今後も住民に寄り添った施策実施が求められ続けるだろう。