令和元年12月5日、令和元年第6回大口町議会定例会が開催された。
本議会では、複数の議案が審議され、特に介護保険特別会計補正予算に関する提案が焦点となった。健康福祉部長である佐藤幹広氏は、修正論案を提出し、誤集計についての訂正を行った。本件に関しては、誤って集計された介護給付費の内訳が会計検査院によって明らかになったという経緯がある。
質疑の中で、吉田正議員が農地保全と転用促進に関する不安を表明した。政策推進課長の吉田幸弘氏は、計画の見直しと情報共有の重要性を指摘し、農業振興地域整備計画に基づく農地の保全について説明を行った。これは、開発段階から不要な開発を防ぐ観点から大変重要であると強調された。
また、複数の議員がパートタイム職員の給与に関して質疑し、特に、給与が下がらないこと、給付金の支給タイミングについての意見が交わされた。吉田議員は、臨時職員からの移行時に給与が引き下げられないか懸念を示したが、政策推進課長は給料は上昇する見込みであるとの答弁を行った。
さらに、子育て支援策についても話が及び、江幡満世志議員がもたらす多子軽減の施策について質問した。福祉こども課長の吉田雅仁氏は、子育て世代支援事業が進行中であることを報告し、委員会での詳細な取り組みを継続する意向を示した。
さらに、議案に対する質疑として、障害者支援についても議論が展開された。障害児通所施設での給付について、福祉こども課長が児童発達支援の状況や放課後デイサービスの延べ回数が増加していることを報告した。このことから、支援の充実が求められる状況にあることが明らかとなった。議会全体としては、これらの議案に対する意見が一致し、今後の支援策に期待が寄せられている。