令和3年3月の定例会において、行政から新型コロナウイルス感染症対策や通学路の安全対策についての質問が多く寄せられた。特に、江口昌史議員は新年度に向けた新型コロナウイルス感染症対策と新しい生活様式への取り組み状況を共有した。さらに、江幡満世志議員は学校給食費の無償化について再度言及し、必要性を訴えた。
新型コロナウイルス感染症への対策について、江口昌史議員は資料を基に、年度末や新年度に向けての感染拡大リバウンドを懸念し、徹底した感染予防対策の必要性を強調した。また、地域協働部長の佐藤幹広氏は、町内の感染者数が69人に上っていることを説明し、感染率を世代別で提示した。特に10代の感染率が高く、注意喚起が行われている状況が報告された。
また、通学路の安全性についての議論も重要なテーマとなった。新1年生の入学にあたり、特に上小口地区での安全な通学を維持するため、見守りボランティアの重要性、そして道路や横断歩道への注意喚起の必要性が認識されている。生涯教育部長の社本寛氏は、町全体での対応が必要であり、改めて交通指導員の増員なども含めて協議を進める意向を示した。
加えて、江幡満世志議員は、国民健康保険税の高さについても言及し、優先的に支援すべき層への重点的な施策を求めた。健康福祉部長の掛布紀子氏は、全国の自治体での国保税減免の動向を踏まえ、町としての今後の方針について言及した。