令和5年6月21日に開催された大口町議会定例会では、様々な議案と請願が議題に上がった。特に重要な内容は、大口町基金条例や税条例の見直しに加え、教育に関連する請願が焦点となった。
特に請願第1号は、文部科学省から指導を受けた大口町教育委員会に関連し、重大事態としての調査を求めるものであった。この請願に対し、江幡 満世志議員は過去の採択事例を挙げ、「本請願は正当なものであり、議会は支持すべき」と強調した。これに対し、吉田 桂志税務課長は教育委員会の現在の対応について説明し、請願を不採択とする意見も出た。最終的にこの請願は不採択となった。
議案第45号の大口町立大口西小学校長寿命化改修工事の請負契約の変更に関する質疑も行われた。佐藤 幹広総務部長は、工事請負契約の変更理由として、過去の質疑での附属資料内容の不適切さを説明し、資料の差し替えを求める動きを見せた。議会内では、この問題の透明性を確保する必要性が強調された。
さらに、議案第46号の橋梁建設工事契約についても提案があり、契約金額は5,368万円であり、工期は270日間だ。この契約は急を要するものであるため、議会での迅速な審議が求められ、無事に原案通り可決された。
議会の運営においては、各議案や請願に対する賛否が明確に示され、特に教育に関する問題については議員間での意見が分かれた。その結果、今後も議会としての透明性や市民への説明責任を果たしていく必要があるとの意見が多く出された。