令和元年第2回大口町議会臨時会が、5月13日午前9時30分に開催された。今回の議会は、一般選挙後初となる重要な会議であり、多くの議題が提起された。
初めに行われたのは仮議席の指定で、議場に着席した議員がそのまま仮議席となる旨が告げられた。
続いて、議長志願者である倉知敏美議員が所信表明を行った。倉知議員は、町民が議会活動に関心を持つための施策が必要であると強調し、関心度向上の努力が必要だと述べた。さらに、定数・報酬についても住民の声に耳を傾ける重要性を訴え、町の将来に向けた議会の役割を果たすことを誓った。
次に、議長の選挙が行われ、投票の結果、倉知敏美議員が15票全てを獲得し、議長に選出された。その後、倉知議長が議長席に着き、以降の議事運営を行うことになった。
副議長の選挙では、酒井正宗議員が同様に全票を集めて副議長に選出された。議会運営委員会や常任委員会の選任も議題に上がり、順調に進められた。
また、複数の議案が提起され、特に議案第32号から第37号にかけて、大口町の国民健康保険税条例の改正や介護保険条例の改正が審議された。国民健康保険税については、基礎課税分の課税限度が58万円から61万円に引き上げられることが決定された。
さらに、議案第37号の令和元年度一般会計補正予算では、歳入歳出ともに約5,216万円の増額が承認され、総額94億5,216万円に達することが報告された。これにより、町民への福祉サービス等が強化されることになる。
最後に、丹羽孝議員が監査委員に選任され、議会は円滑に運営されたことが確認され、令和元年第2回大口町議会臨時会は閉会となった。