令和4年3月7日に行われた大口町議会の第2回定例会では、重要なトピックが議論された。
まず、一般質問において医療的ケア児支援に関する質疑が行われた。このトピックで、佐名かよ子議員が述べたところによれば、医療的ケア児の支援は国や自治体の責務として法律に明記されており、愛知県でも支援センターを設置することになっているという。これに対し、健康福祉部長の小島まゆみ氏は、「町としても医療的ケア児及びその家族の支援に努める必要がある」と強調した。
さらに、医療的ケア児支援の具体的な現状や体制についても言及された。具体的には、現在小学校に在籍する医療的ケア児の人数や、そのケアを支える看護師の配置状況が説明された。また、医療的ケア児が安心して学校や保育園に通える環境を整えるためにも、学校施設の改善や看護師の配置増は急務であるとの意見も挙がった。
次に、ロシアによるウクライナ侵攻を非難する決議についても議論された。提案者である丹羽孝議員は、国際社会の秩序を脅かす行為を強く非難し、ロシアに対して即時撤退を求める内容の決議を提出した。これに対して議員各位は賛同し、決議案は全会一致で可決される運びとなった。
加えて、今後の議会運営に関しても意見が交わされた。人口減少や高齢化が進む中、地域づくりや住民サービスの強化、さらには地域自治組織の役割の重要性が確認された。各地域での取り組みが地域住民の助け合いを促進し、コミュニティの絆を強めるための具体例も紹介された。
このように、本日の会議では医療的ケア児支援や国際情勢への対応、地域社会の課題が多面的に議論され、今後の大口町のより良い地域づくりに向けた道筋が示されたことが評価されるべきであろう。