令和5年6月2日に開催された令和5年第5回大口町議会定例会では、さまざまな議案が提案された。
まず、会議録署名議員の指名が行われ、松本佳子議員と江幡満世志議員が指名された。続いて、会期については6月21日までの20日間と決定された。
その後、いくつかの報告がなされ、特に教育委員会を巡る問題が議題として持ち上がった。稲垣学氏が文部科学省からの指導内容について疑問点を挙げ、調査の進捗状況を問う発言があった。
また、鈴木雅博町長は、令和5年度大口町一般会計補正予算(第2号)について提案した。この補正予算は1,848万円の増額を含み、総額113億3,148万8千円となる。主に役場南ひろばの外周園路の整備やバスケットゴールの追加設置に充てられる予定で、早急な整備が求められている。町長は、「議会の協力で子供たちの夢を叶えられる」と感謝の意を示した。
続いて提案された議案第30号では、LGWAN系クライアント機器の取得が必要であるとの説明があり、契約金額は約8,280万6,900円であることが示された。
加えて、土地取得特別会計補正予算が提案され、土地開発基金の借入金が必要となることが報告された。今後の土地開発基金の状況にも関心が集まっている。また、国際交流事業特別会計の補正予算も議論され、国内研修事業に関する内容が発表された。
最後に、大口町立西小学校の長寿命化改修工事についての議案が提起された。工期が変更され502日に延長されることが検討されている。この議案については、契約相手方との調整によるものであり、工事の進捗に影響が出る可能性がある。
総じて、会議では今後の財政運用や地域の発展についての提案が行われ、住民の生活向上に向けた取り組みが強調された。議員たちの質疑が活発に行われ、議会の活動が地域にどのように寄与するかが重要なテーマとなっている。