令和4年12月5日、大口町議会において定例会が開催され、議員による一般質問が行われた。
江幡満世志議員は、高齢者福祉の外出支援サービスについて質問を提起した。特に、コロナ禍の影響を受けた外出支援の現状について問うた。江幡議員は、今年の施策で導入したバスの回数券やタクシー券の使用率について具体的な数字を求めた。
健康福祉部長の小島まゆみ氏は、令和3年度の申請者数が533名、外出支援サービスにおけるバス利用が25%を占め、年々利用者が増えていると説明した。江幡議員は、今後のサービス拡充を期待する旨を表明した。
次に、江幡議員は重度障害児・者の入所施設の必要性についても言及した。小島部長は、大口町内には現在5名の重度障害児・者が存在しており、入所施設の設置は難しいと応答した。議員は、地域連携による施設の設置を強く求めたが、現時点での具体的な計画は無いとのことであった。
新型コロナウイルス対策について、江幡議員は感染者数の変動に関する疑問を投げかけた。健康福祉部長は、国の指針に従い感染者数を全数把握せずに数値報告を行っていることを説明し、感染対策の重要性を再確認した。
その後、倉知敏美議員は、保育施設の整備について問うた。特に南保育園と隣接する児童センターのスペース不足を指摘し、児童施設の一体的な整備の検討を提案した。町長の鈴木雅博氏は、今後の農地の使用や地域住民の理解を模索しながら、可能な限り早期に整備を進める意向を示した。
最後に、江幡議員は住民への支援情報の周知の重要性を強調し、町の広報活動を強化する旨を求めて、本日の質問を締めくくった。本会議は、各議員の熱心な質問と回答が交わされ、今後の町行政の方向性が示された。