大口町議会では、令和元年6月10日に第3回定例会が開かれ、重要な議案が議論された。
まず、議案第40号の特別職職員報酬については、質疑が行われずまもなく終了した。続く議案第41号の基金条例改正について、議員の江幡満世志氏は、経過措置について詳しく知りたいと発言。維持管理課長の小島金彦氏は、借入金による暫定的な措置が必要である旨を説明した。森林環境譲与税の課税は令和6年度から始まり、事前の借入が財源となるとされる。
また、江幡氏は借入金の意味がわかりづらい点も指摘した。小島氏は、国からの譲与税が各市町村に配分される流れを明確にし、江幡氏の疑問に対する詳細な説明を行った。しかし、江幡氏にとっては、理解しきれない印象が残ったようだった。
続いて、議案第42号で福祉センターの利用料金改正が採決され、江幡氏は料金案に疑問を呈した。その際、同氏は利用者に対する影響や、結果的な負担増への懸念を示唆した。地域協働課長の小島まゆみ氏は、料金改正の理由について、市場分析や運営維持のために必要不可欠だと強調した。
また、議案第45号の準用河川の流水占用料改正に関連し、維持管理課長の小島氏は大口町の準用河川について、法的枠組みや適用方法を説明。議員たちからもこの点に関心が寄せられた。
最後に、補正予算についての議案第53号では、町内の小学校トイレ改修を含む大規模な改修を含む予算案が含まれるなど、財政上の重要項目が多数挙げられ、今後の対応が求められる。