令和6年6月10日、大口町議会は第5回定例会を開き、様々な議案に関する審議が行われた。
今回の会議では、議案第37号「大口町老人福祉センターの設置及び管理に関する条例の一部改正」について質疑が行われ、江幡満世志議員は、「券売機を利用せず、前納金に基づいて入浴料を徴収する形式について、実際の利用者からの視点で利用方法を説明してほしい」と求めた。これに対し、地域協働課長の大森恒典氏は、「現在、券売機は使用できず、番台にて直接支払いを行うシステムとなっている」と回答した。
次に議案第39号「令和6年度大口町一般会計補正予算第3号」に関する質疑では、仙田王一議員が「さくら咲く基金への1,500万円の繰入れ計画について、明確な使用計画を持っているのか」と質問を投げかけた。政策推進課長の岩田雄治氏は、「寄附の意向は理解しているが、すぐに使う事業がないため、お金を積み上げて検討を続ける」と回答した。
補正予算の中で、予定された840万円の道路整備費が減額されたことに対しても議論があり、建設課長の岩崎義宏氏は、「補助金の減額に伴って計画を修正した」と説明した。議会では、財政状況や設備投資に対する見直しの意義についても意見が交わされ、町の道路整備計画について前向きな議論が行われた。
教育に関する議案である第38号「大口町放課後児童クラブ条例の一部改正」についても質疑が行われ、江幡議員から質問があったが、質疑は終了した。さらに議案第40号「愛知県後期高齢者医療広域連合規約の変更」では、広域連合の議決が各市町村で必要であることが強調され、否決された場合の影響についても議論が行われた。
最後に、議案第41号「大口町道路線の廃止」および第42号「橋梁建設工事の請負契約の変更」に関して、それぞれの影響や具体的な対応策についても質疑があり、質疑は継続されることとなった。議会は、次回の議会が6月21日に再開されることを確認し散会した。