9月29日、令和5年第4回春日井市議会定例会が開かれ、議題として多くの議案が審査された。
今回の定例会では、まず第72号議案、令和5年度春日井市一般会計補正予算(第5号)が提案され、討論が行われた。この議案に対し、鈴木秀尚総務委員長は「物品取得価格の内訳をしっかりと示し、納得のいく説明がなされている」と述べ、可決を支持した。
また、請願第2号の「定数改善計画の早期策定・実施と義務教育費国庫負担制度の堅持及び拡充を求める」請願については、文教経済委員長の小林宣子氏が「少人数学級の必要性を訴える意見が多く寄せられている」と強調し、採択が決まった。さらに、私立高校授業料助成の拡充を求める請願第3号も同様に全会一致で採択された。
議案では、介護保険事業特別会計補正予算(第1号)や、社会福祉施設条例の改正も審査され、厚生委員長の堀尾国大氏が、制度の改善が必要であると語った。
市長の石黒直樹氏は、議案の可決に感謝の意を表し、市民の期待に応えるための取り組みを引き続き行う姿勢を示した。「現在の交通安全に関する取り組みについても、関心を持ってほしい」と市民に呼びかけた。
定例会の結果、22件の議案、認定、請願のすべてが可決または採択され、今後の市政運営に注力する方針が確認された。特に教育面では定数改善の必要性が顕著に示されており、市の施策や制度に対する意見が今後の改善に向けての重要な材料となる見込みである。